債務整理の中でも費用が最も安く済むのが任意整理です。

これは債権者に対して任意交渉をして、同意を得るという解決法になります。

裁判所を通さずに解決できる手軽な方法ですが、債権者が応じてくれない場合は行えません。

任意整理の弁護士費用

弁護士に依頼をして行う場合は、かなりの確率で応じてくれるでしょう。

貸金業者側としても、返済能力のない人から回収するのは困難だと考えています。

弁護士から任意整理の交渉が来たら、ほとんどの業者は応じてくれるものです。

任意整理にかかる費用の内訳は、1件あたり3~5万円の初期費用です。

初期に支払うべきお金ですが、用意できない場合は後払い・分割に応じてくれることもあります。

1件あたりの料金設定になっている理由は、処理する業者を自分で決定できるからです。

3社のうち2社だけ整理することも可能であり、どうしても整理を避けたいローンがあれば除外できます。

例えば、連帯保証人付きのローンは最後まで整理を避けたいと考えるはずです。

キャッシングやカードローンは保証人が不要ですから、これらのローンを優先的に処理することもできます。

2件の処理をする場合は6~10万円くらいになります。

債務整理の中でも非常に安く抑えられるので、なるべく任意整理で解決したいものです。

借金が増えてしまうほど、より本格的な方法が必要になってくるわけです。

個人再生、自己破産になると、全ローンが整理の対象となります。

特定ローンを選んで整理できないので、連帯保証人付きローン、担保ありローンなども対象となります。

弁護士が任意整理のシミュレーションをする段階で、過払い金の発生が判明することもあります。

この場合は同時に過払い金請求も行っていくので、借金をより大きく減額できるでしょう。

過払い金回収した金額の約2割が成功報酬となり、100万円回収したら20万円を支払うことになります。

成功報酬の内訳は事務所により異なり、21.6%の設定にしているところも多いです。

1.6%という半端な数値は、消費税が込みになっているからです。

報酬は大手事務所だから安いとは限らないので、地元の事務所も選択肢にして探してみるべきでしょう。

安いところでは15%程度、高いところでは25%程度のところもあります。

ただ弁護士の技量によって回収額は異なってくるため、報酬額だけでなく弁護士の実績・経験などもWEBサイトで調べておくべきです。

実力の高いほど回収できる金額も多くなるものです。

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