自己破産してからのキャッシング

「自己破産した後にキャッシングはできますか?」
自己破産すると当分の間はキャッシングできません。
それはブラックリストに掲載されるからです。
日本には株式会社シーアイシー、株式会社日本信用情報機構、全国銀行個人信用情報センターと3つの個人信用情報機関があります。
個人信用情報機関は加盟クレジット会社やローン会社から情報を収集しています。

この情報のことを個人信用情報と言います。
クレジット会社やローン会社に申し込みすると審査が開始されます。
この審査のときに個人信用情報に照会をかけて申込者の信用力などを調べています。

このとき債務整理や長期滞納と言った事故情報があると審査に落ちてしまいます。
この事故情報のことをブラックリストと呼んでおり、自己破産の場合は個人信用情報機関によって異なるものの最大10年間記録されます。
抹消されるまで待ったほうが良いでしょう。

キャッシング審査の甘い所には注意

中にはブラックでも融資可と言う金融業者が見られます。
しかしそんな審査の甘い所には注意が必要です。
それは闇金のワナかもしれないからです。

「闇金ではどの位の金利を設定しているの?」
闇金はトイチやトサン、トゴなど法外な高金利を設定しています。
トイチは10日で1割の利息が付くと言う特徴があります。
年利に直すと365%もの高金利です。
多くの闇金で複利となっており、この場合は年利3142%まで上昇してしまいます。

経済的に厳しい状態で闇金に手を出すと、利息が利息を生んでどんどん膨らむために返済するのは困難です。
返済できなくなると厳しい催促を行います。
家族や親せき、会社にまで電話をかけてくることがあるのです。

闇金からダイレクトメールが届く

闇金は破産者をターゲットにしており、破産者の元へダイレクトメールを送りつけることがあります。

「なぜ破産者の住所氏名が分かるの?」
なぜ闇金に分かってしまうのか、その理由は自己破産すると日本国が発行する機関誌、官報に住所氏名が記載されるからです。
最近ではインターネット版の官報があり、以前と比べるとチェックしやすくなりました。

ダイレクトメールに闇金と記載するはずがありません。
中には名前の知られている企業の名を付けて、グループ会社のように装う闇金が見られます。
一般の方では闇金とは気づかずに利用してしまうことがありました。
金融業者からダイレクトメールが届いたときはそのまま捨てたほうが良いでしょう。

「闇金被害に合ったらどうするの?」
闇金から借金し、厳しい催促に悩まされている方は弁護士に相談して下さい。
闇金からの催促はすぐにストップ、元金も利息も返済しないと言う方針で闇金と徹底的に交渉しています。
闇金被害を苦手にする弁護士も居るため、闇金被害に強い弁護士に依頼することが大切です。

自己破産におすすめの法律事務所は?

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