借金の返済が難しくなった時に自己破産をすることがありますが、この処理をすると借金をなくすすることができます。
ただこの自己破産は借金をなくす手続きではなく、正確には自分の持っている資産を全て処分する手続きのことをいいます。
そのため自己破産をする時に資産を持っている時は、それを現金に変えて債権者に返すことになります。
自己破産で年金生活はどうなる?
しかしこのような手続きをする場合は、資産を持っていないのが一般的ですから普通は借金がなくなるだけですみます。
自己破産とはこのような手続きのことをいうのですけど、ではこういう手続きをする時に年金がどうなるか心配になる方もいると思います。
年金に関しては複雑な所があり公的なものであるか、民間企業を利用したものかで結果が変わります。
公的な年金の受給に関しては自己破産をしても問題なく利用でき、このお金を取り上げられることはありません。
公的な制度を利用してもらったお金は借金返済の対象にはならないので、安心して受給することができます。
それに対して民間の年金制度を利用していた場合は、それはただの金融資産なので没収されることがあります。
その場合に民間の制度を利用しないと生活ができない場合は、ある程度免除される可能性が存在します。
そのため民間の年金を受給できるかどうかは手続きのやり方によって変わり、それによってもらえるかどうかが変化します。
自己破産は手持ちの資産を全て処分しても借金が返せないと確認をして、借金をなくす手続きのことをいいます。
ですから処分ができるタイプの資産は持つことができませんが、公的な年金は除外されるので安心です。
またこのような制度ですが生活に必要な資産については、例外として残すことを認められています。
例えば日常的に使っている家具や何年も使っている車は、生活をするために必要なので残せることが多いです。
自己破産をした時の年金は公的なものについては問題なく受給できますが、民間のものの場合はどうなるか分からない所があります。
迷ったら弁護士に相談を
そういう所があるのでどういう形になるのか知りたい場合は、弁護士などに相談をするとうまく行きやすいです。
このような手続きでは今までの裁判所の判断があるので、資産状況からある程度どうなるかがわかります。
そのようなことを専門家ならば適切にアドバイスをしてくれますから、不安を感じるならば一度相談をしてみるといいです。
自己破産は公的な機関からもらえるお金については免除されるので、そのようなお金は問題なく受け取れます。
ただそれ以外のお金については没収されることもありますから、よく考えてから手続きをした方がいいです。