自己破産にいくらか、などの金額の制限はない
私は自己破産経験者ですが、自己破産の金額に制限はありません。
10億、100億、1000億であってもいくらでも可能です。
また、申請回数に制限はありませんが、前回の免責から7年以上経過しないと申請できません。
自己破産は回数が2回以上は厳しくなる
回数は制限ないが、2回目以降は審査が厳しくなる
申請は何度でも可能ですが、2回目以降は自己破産の免責が降りずらくなります。
1回自己破産しただけでクレジットカードやローンを組むのはかなり厳しい状況になります。
中には1回の自己破産後改心し仕事を頑張り収入が増え免責から6年後位に審査が通ったケースもあります。
ただ、弁護士曰く2回目になり保証人がいない場合や数千万以上の借金の場合は免責許可が降りない可能性があります。
また、裁判所へ出頭し裁判官から詳しく事情を聞かれたりするのでなるべく1回きりにしたほうがいいです。
また、クレジットカードやローンは自己破産を2回するとほぼ永久的に使用できなくなる可能性が高くなります。
ギャンブルや浪費が理由では申請できない
ギャンブルや浪費については破産法252条1項4号に次の記載があります。
「浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって著しく財産を減少させ、又は過大な債務を負担したこと」
自己破産ができないと誤解を招いている人が多いと聞きます。
弁護士曰くギャンブル・浪費が原因で申請にくる人が大半だそうです。
競馬・パチンコ・競艇・麻雀などのギャンブルや男の為に消費者金融で借金してまでお金を貢ぐ男女や明らかに生活基準をオーバーしていることを知りながら海外旅行や高額な買い物などをする人達が気がついた時にはもう手におえない借金額に達していたというケースが多いそうです。
ただ、1回目の自己破産であれば、ギャンブル・浪費が原因で保証人がいない場合でも免責が降りる可能性は十分にあります。
2回目以降になると保証人がいるか借金総額が少なくないと免責がおりない可能性は極めて高くなります。
私は学生時代借りた日本育英会と大学独自の奨学金800万円がうつ病で仕事が長続きせず収入が不安定で返済できず、連帯保証人が親戚で日本育英会が親戚に督促状を送り、怒鳴りこんでこられ「早く全額返せ」と言われたことが主なきっかけで自己破産をしました。
自己破産は当然1度もしないことが大事ですが、ケースバイケースなのでどうしても自己破産せざるおえない理由がある場合は一度弁護士事務所に相談してみてください。