住宅ローンは払えないと一括請求される
住宅ローンで住宅を購入する人は多いですが、その中でも住宅ローンを払いきれない人間もいます。
住宅ローンでお金が払えない場合には、まず督促状は届きます。
督促状は期限までにお金を払ってくださいと言う内容ですが、それでも払えない時はさらに督促状が届き、法的手段に訴えると言う内容のものに変わっていきます。
お金があれば支払うはずですが、それでもお金がない場合はどうすることもできません。
このような場合には、やがて一括請求をされてしまいます。
一括請求とは文字通りいちどに請求をしてくることです。
これを期限の利益の喪失といいます。
期限の利益を喪失して、分割請求をすることができなくなった場合は、一度に請求してくるということです。
ですが、普通に考えて分割請求で払えなかった人が一括請求で支払えるわけがありません。
このような場合には、自己破産をすることになります。
自己破産で競売を選択することのデメリット
自己破産をする場合には、住宅の所有者の財産を処分しますが、住宅が競売にかけられ、誰かがその住宅を競落とすならば、その人は住宅から出て行かなければなりません。
せっかくマイホームを購入しても、手放さなければなりません。
競売で住宅が競り落とされた場合、問題点が1つあります。
それは、あまり大きな金額で競り落とされる事は無いのです。
基本的には、相場の5割位で競り落とされるのです。
そうすると、債権者は十分なお金を取り戻すことができないだけでなく、債務者も借金が残ってしまいます。
いくら自己破産するとは言え、できるだけ債権者に対してお金を返すのが義理と言うものではないでしょうか。
自己破産ではマイホームは任意売却しよう
そこで、できるだけ多くのお金を返すために、高くマイホームを売る方法を考えなければなりません。
その1つが任意売却になります。
この売却は、文字通り自分の意思で売却をすると言う事ですので、競売とは違い強制的な売買はしていません。
メリットがあるとすれば、競売するよりも高く買い取ってくれるため、うまくいけば借金を返済することができるのです。
それと同時に、債権者に対して満足できるだけのお金を払うことができるかもしれません。
もちろんその場合は、債務額が少ない場合に限りますが、少しでも多くのお金を債権者に支払うことができれば、御の字では無いでしょうか。
少なくとも義理をはたしたことになります。
任意売却の特徴は引っ越しをする時です。
引越し費用が経費にならないのです。
いずれにしても、任意売却をするように不動産会社を探すのが良いでしょう。